水道工事にはどんな資格が必要?各資格の概要も併せて紹介します。  

皆さん、こんにちは。

神奈川県川崎市で、土木工事・舗装工事・上下水道管工事などを手がけている、加藤土建株式会社です。


これからニーズが高まるのが、水道工事の資格。

今なお、住宅地や商業地の再開発が盛んに行われていますが、水道は欠かせないインフラです。

また全国的に水道は老朽化しており、更新やメンテナンスの時期を迎えています。


そこで求められるのが、水道工事ができる技術者たち。こうした仕事はAIでは置き換えることができず、人の手が必要となります。

そして水道工事に従事するうえでは、資格をもっているほうが確実に有利。

今回は、水道工事にどんな資格が必要なのか、それぞれの資格の概要もあわせて紹介します。



■そもそも水道工事ってどんなことするの?



水道工事はライフラインを維持するために必要不可欠な工事です。新規設置だけでなく、既存の古い管の入れ替えなど、さまざまな作業が含まれます。


具体的に作業内容を紹介しましょう。


1 試掘

まずは水道管工事のファーストステップにあたるのが、試掘です。

地下に埋設されている水道管の位置や状況を把握します。この工程では一般的に工事区間内で10カ所、多い場合は30カ所をそれぞれ1〜2mほど掘削します。

この試掘により、地下の状況を正確に把握することができ、これから行う工事におけるリスクの回避や、効果的な工事計画を立てることが可能となります。


2 仮設管設置

既存の水道管を更新したりメンテナンスする際に問題になるのが、断水です。日常生活に支障をきたさないようにするため、仮設管を設置します。工事中は本来の水道管の水の流れを一時的に止めて、代わりにこの仮設管で水を供給することで、住民や施設への影響を最小限に抑えることができます。


3 仮設給水切替

そして既存の本管から設置した仮設管へ水の供給を切り替える、仮設給水切替という作業を行います。まずは住宅や施設につながっている給水管を、仮設管に接続します。この時の作業には制水弁というバルブ調整も含まれ、この調整により、旧本管から新しい仮設管へ水の流れを効率的に切り替えることができます。



4 既設管撤去

その次に行うのは、古い水道管の撤去。仮設給水の切り替えが完了したのち、新しい管が正常に機能していることが確認できれば、古い水道管は撤去します。撤去方法には、開削工法と非開削工法という2種類があります。


開削工法は、直接古い管を取り出す方法で、地表を掘り開けて行います。作業の進行が目に見えて確認できるので、高い精度が要求される場合に採用されます。対して非開削工法は、地表を大きく掘削することないので、交通や生活に工事がもたらす影響を最小限に抑えることができます。


5 新設管設置

いよいよ新しい水道管を設置します。今の基準では水道管にも高い耐震性が求められています。新設管は、通常に掘削された溝に沿って設置します。一般的には幅60〜80cm、深さ1.2mほどですが、管の直径に応じて幅や深さは変わってきます。


6 給水切替

新しい水道管が設置され、正しく稼働することが確認されたら、給水切替をして住宅や施設に水を供給します。具体的には既存の仮設管から新設管に、給水管を接続し直すことを意味します。

この作業はかなり緻密で、接続部や制水弁を注意深く調整しなければなりません。


さて、こうして新しい水道管で水を供給できるようになれば、仮設管を撤去し、工事のために手を入れた舗装を復旧します。車道の境界ブロックや側溝、点字ブロックなどの、安全を保つために設けられていた構造物を正確に修復します。また道路上にはさまざまな記号も表示されているので、水道管工事で消さざるを得なかった場合は、こうした記号も修復します。



■水道工事に必要とされる資格4つ



水道工事の一連の流れを解説しました。さて、こうした工事をするには、資格が必要になります。施工者全員に資格が必要というわけではありませんが、現場ごとに有資格者がいなければなりません。

以下の4つが代表的な資格です。


1 給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者は、給水装置の工事をするために必要な国家資格で、技術的な管理や指導員への指導を行います。

給水装置とは、水道局の給排水管から家の蛇口、止水栓、水道メーターなど、水道に関するさまざまな器具を意味します。

こうした給水装置の設置からメンテナンス、撤去に至るまでの工事をオーガナイズするのが、給水装置工事主任技術者です。


試験そのものの難易度はそれほど高くはないものの、合格率は30~45%程度。科目数が多く足切りがあるのがネック。ただし取得すると、給与アップや転職に有利と言われています。


2 下水道排水設備工事責任技術者

下水道排水設備工事責任技術者は排水設備についての管理や現場における技術指導を行います。これは国家資格ではなく、公益社団法人日本下水道協会により交付される資格です。


排水設備とは、住宅には必ずある排水口から下水道の公共汚水枡まで、排水機能をもつ設備で、排水管や接続枡、雨水枡といったものを示します。そしてこれらの新設やメンテナンス工事を取りまとめるのが、下水道排水設備工事責任技術者の役割です。


合格率は約50%でそれほど高くはありませんが、この資格をもっていないと工事を請け負うことができないので、有資格者は重宝されます。


3 管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、配管工事の安全や品質を管理する国家資格者。水道だけでなく、空調やガスなど、管工事をするうえで必須の資格です。

1級と2級があり、2級は専任技術者と主任技術者に、1級は監理技術者になれます。

1級も2級も難易度が高く、専門的な知識と実務経験を問われますが、人気の高い資格です。


4 水道技術管理者

水道技術管理者は、国が定める水道法において、水道用水供給事業者が必ず置かなければならない技術責任者です。公益財団法人日本水道協会により交付される資格です。


安全な水を提供するためには、水道の維持管理が欠かせません。水道技術管理者は水質検査や水道施設の検査なども行います。

難易度はそれほど高くなく、公益財団法人日本水道協会が主催する水道技術管理者資格取得講習会を受講して、学科試験と実務研修を経ることで取得できます。

とはいえ水道事業者なら、必ず水道技術管理者を置かなければいけないので、ニーズの高い資格の一つです。



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