「トラック運転手はやめとけ」と言われるのはなぜ?運送業界に向かない人の特徴を解説!  

トラック運転手は稼げる仕事と言われることがあります。また、経験や年齢不問で募集している求人が多いなど、転職ハードルが比較的低いという魅力もあります。

その一方で「トラック運転手はやめとけ」という声があるのも事実です。トラック運転手という仕事にはどういったデメリットがあるのでしょうか?

この記事では、トラック運転手という仕事の実情や、運送業に向いていない人の特徴についてお話ししていきます。


採用情報はこちら⇒https://recruit.careecon.jp/co/kato-doken/jobs


■「トラック運転手はやめとけ」と言われる理由とは?


まずは「トラック運転手はやめとけ」と多くの人が言う理由について考えていきましょう。



・交通事故のリスクがある

トラック運転手は運転をメインとする仕事なので、当然ながら交通事故や交通違反のリスクがあります。運転をする以上、リスクは誰にでもあるものですが、長時間運転するトラック運転手はそれだけ事故や違反のリスクも高いのです。

たとえ職業としてトラックの運転をしていても、実際に違反点数がつくのは会社ではなく自分の免許です。仕事で運転しているからといって、違反や事故を見逃してもらえることは絶対にありません。

大きな事故が起きたときや違反を繰り返したときには免許が取り消しになることもあります。もちろん、重大な事故で自分がケガをしたり誰かにケガをさせたりしてしまうのも大きな問題です。



・荷物を破損したときに自腹になるケースがある

トラックが荷物をぶちまけてしまうような事故のニュースを見たことがある人は多いと思います。こういった事故で荷物や車両を損傷した場合の負担が気になる人もいるかもしれません。

ブラック企業の場合、荷物事故や車両事故を起こすと一部または全額を弁償するよう命じられることがあります。また、始末書を書かされたり研修のやり直しをさせられたりする可能性もあります。中には、車両事故の修理代を毎月給料から天引きされるケースもあるようです。

こういったトラブルが起きると昇給や出世が望めなくなってしまいます。また、弁償をしながら低賃金で働き続けるというのは精神的にきついものです。



・労働時間が長い

トラック運転手という仕事には、拘束時間が長く休みが取りにくいというデメリットもあります。

労働基準法には、労働時間は1日8時間という定めがあります。しかし、トラック運転手のように長時間の移動が必要となる特殊な仕事には例外規定が適用されるのが一般的です。多くの場合、長距離のトラック運転手は1日13時間までという例外の勤務形態で働いています。

荷物を運んでいる途中で渋滞に巻き込まれた場合、渋滞解消までには途方もない時間がかかるかもしれません。こういったときにはサービスエリアなどに寄り、狭い車内で仮眠を取って過ごすなどの方法で対処します。

人によっては昼夜逆転が続いて睡眠障害の症状が出たり、体調を崩しがちになったりすることもあります。トラック業界は人出が足りていないため、勤務時間の長さや休日の取りにくさはなかなか改善されていないのが現状です。



・身体的な負担がきつい

トラック運転手の仕事には、肉体的な負担が大きいという問題点もあります。たとえ運転好きな方であっても、長時間の運転はやはり疲れるものです。ずっと座りっぱなしで運転していると、腰痛や肩こりといったダメージが起きることもあります。

トラック運転手は目的地に着いたあと、荷物の積み下ろし作業を行う必要があります。運送業の荷物の積み下ろしというとフォークリフトを使うイメージがあると思います。しかし、荷物の状況によってはすべてを手積み、手降ろしすることもあるものです。

長距離を走ったあと重い荷物の積み下ろしをするのはかなりの重労働です。これらの作業の厳しさが原因で腰痛ヘルニアなど重大な身体的ダメージを発症し、やむをえず退職を選ぶというトラック運転手もいます。




■こんな人は未経験から運送業界に転職するのはやめとけ!


「未経験者歓迎」と記載しているトラック運転手求人は少なくありません。しかし、未経験から運送業界に入り、理想と現実とのギャップで結局退職してしまう人もいるものです。

ここからは、運送業界への就職や転職が向いていない人の特徴を説明します。



・プライベートや家族との時間を大切にしたい人

最近では仕事とプライベートを両立する生き方を選ぶ人が増えています。自分の時間や家族の時間を十分に確保できれば、仕事へのモチベーションも高まりやすくなります。

しかし、トラック運転手の仕事は拘束時間が長く、定時というものは実質存在しません。早朝から運転しなければならない日や、夜中まで仕事が長引いてしまう日もあるものです。

シフト制を採用している職場では、決まった曜日に休めることはほとんどありません。休みがバラバラなので家族と休日が合わず、すれ違いの生活をすることになる可能性も考えられます。

子どもがいる人の場合、トラック運転手と育児を両立するのはかなり難しいものです。また、勤務時間がバラバラになるトラック運転手の仕事には、生活リズムが崩れやすいという問題点もあります。



・20代で稼ぎたい人

長距離トラックの運転手として働くためには、中型トラック以上の運転ができる資格を求められるのが一般的です。しかし、中型トラックの運転には、普通免許を取得してから2年以上の免許保有が義務付けられているのです。

つまり、免許を取ってから実際にトラック運転手として稼げるようになるまでにはまとまった時間がかかるということになります。

トラック運転手の給与額はトラックのサイズで決まります。コンパクトなトラックであれば免許を取ってすぐの段階でも運転できますが、これでは高収入は期待できないでしょう。

早い段階でトラック運転手になっても、思ったように稼げず生活苦に悩まされる可能性があります。

若い世代であればほかにも就職の選択肢は数多くあります。トラック運転手という仕事にこだわらず、さまざまな選択肢を検討してみたいものです。




■まとめ


この記事では、トラック運転手として働くリスクと、トラック運転手に向かない人の特徴について解説してきました。

もちろん、トラック運転手として長期間にわたって働いている人もいます。その一方で、運送業界に向いていないタイプの人も少なくありません。

「簡単に就職できる」という気持ちで安易に運送業を選ぶと、あとあとギャップを感じ後悔する可能性も考えられます。これまで運送業で働いていた人が転職先を探すときには、運送業にこだわらず、業界を変えるのも有効な方法です。


就職先や転職先の選択肢としておすすめなのは、土木業界の仕事です。土木とは、道路や橋梁、ダムなどの建設や維持管理を行う仕事のことをいいます。トラック運転手とように、土木の重機オペや作業員も社会インフラを支える重要な職業です。

神奈川県川崎市の加藤土建は、人々の暮らしに欠かせないライフラインを整える仕事をしています。加藤土建には、未経験でも初年度から400万円を目指せる環境が整っています。また、業務で必要となる運転免許や各種資格はすべて会社負担で取得できます。

快適に働ける転職先をお探しなら、「給料が良い・休暇が取れる・希望が持てる」という「新3K」の働き方改革に取り組んでいる加藤土建へぜひお問い合わせください。


採用情報はこちら⇒https://www.kato-doken.jp/recruit


関連記事


ダンプ運転手は土木工事に必須?免許の種類と運転できる車両を解説!


重機オペレーターは資格を取得すべき?必要な免許と重機オペレーターになる方法3つについて解説


建設業が直面する2024年問題とは? 働き方改革が求められている背景と課題を解説


建設業の週休2日制はいつから?2024年4月から始まる義務化の影響と課題を解説


建設業界の年間休日日数は全国平均と比較して少ない?その理由や、業界の取り組みを解説