皆さん、こんにちは。神奈川県川崎市周辺で公共事業を中心として60年以上地元で土木工事・上下水道管工事を行っている加藤土建株式会社です。
土木作業員として働こうとする時に、給与事情が気になる人は多いのではないでしょうか。土木作業の給与は、日当で支給される場合と月給制で支払われる場合があり、企業によって異なります。また、地域によっても給与が変わってくるため、それぞれの相場を知っておくと企業を選ぶ参考にできます。
この記事では、土木作業員の給与事情について、日当・月収・年収それぞれの相場を解説します。
採用情報はこちら⇒https://recruit.careecon.jp/co/kato-doken/jobs
■日当の相場
日当の相場を解説する前に、土木作業員の給与形態について解説します。
土木作業員の日当は、日給月給制が一般的です。日給月給制とは、1日を計算単位として給与の月額が決まっており、遅刻・早退・欠席した分を月額から引いて計算する給与形態を指します。一方、月給制は1か月の給与が固定されており、遅刻・早退・欠勤があっても給与額は変わりません。
土木作業員の仕事は屋外で行うため、天候が悪い日は急遽休みになってしまいます。仕事量にも波があり、閑散期に入ると工事そのものが行われない日も少なくありません。作業員本人がケガや病気などのやむを得ない理由で欠勤しても給与が減り、収入に大きく響きます。このため、土木作業員の給与はかなり不安定と言えるのです。
また、土木作業員の日当の相場は、企業規模・地域や現場に加え、見習いや一般職人などの技術力によっても大きな開きがあります。土木作業員は、給与の個人差が大きい業種です。
・地方における土木作業員の日当相場
地方で働く土木作業員の日当相場は、未経験者や初心者で7,000円から8,000円程度、ベテランになると8,000円から10,000円程度となっています。この数値から、未経験で土木作業員を始める時に、日当が7,000円を下回っている企業は注意した方が良いと分かります。
・都市部における土木作業員の日当相場
都市部では、土木作業員の日当相場が初心者で10,000円から15,000円、ベテランになると15,000円以上もらえるところもあります。地方と都市部で日当相場が大きく違うのは、工事単価が異なるのに加え、都道府県ごとに定められた最低賃金も異なるためです。
厚生労働省が発表した「地域別最低賃金の全国一覧」によると、令和5年10月末現在の最低賃金は、東京都が最も高く1,113円となっています。一方で、最も低い岩手県では893円となっており、220円もの差があるのです。なお、弊社が事業を展開している神奈川県では、最低賃金が1,112円と定められています。
■土木作業員の給与事情
土木作業員の給与事情を、さらに詳しく見ていきましょう。
土木作業員の給与を月給で換算すると、34万円程度が相場となっています。初任給は19万円から23万円程度が相場です。厚生労働省が発表した「令和4年度賃金構造基本統計調査」によると、土工の平均月給はおよそ31万円とされています。この給与から、健康保険・所得税・住民税などの社会保険料を差し引いた額が手取り額です。
・ボーナスを支給している企業が少ない
土木業界では、ボーナスを支給している企業は少ないのが現状です。先述したように、土木業界は日給月給制が一般的であり、働いた分だけ給与が支払われる仕組みとなっているためです。このため、ボーナスが少ないか、もしくは全くないといったケースも多く見られます。
ボーナスがあったとしても、年に1回の支給であるケースもあります。これは、決算期で大きな利益が出たり、大規模工事を受注したりした場合の支給がほとんどです。このほか、業績に応じて寸志(臨時給)として渡している企業もあります。
ただし、企業によっては他の業種と同様、年に2回ボーナスを支給しているところもあります。土木作業員として就職する場合は、ボーナスのある企業を選ぶと良いでしょう。
■土木作業員の平均年収はいくら?
企業規模・地域・経験やスキルなどにより変動しますが、土木作業員の一般的な平均年収は、300万円から400万円程度です。年代が上がるにつれ年収が増えるほか、企業規模が大きくなると、年収も高くなる傾向があります。
土木作業員が勤務する企業の中では、ゼネコンの年収が最も高くなっています。土木系と建築系は、年収の開きはほとんどありません。
令和2年度から令和4年度にかけて、土木作業員の年収は徐々に上がってきています。厚生労働省が発表した「令和4年度賃金構造基本統計調査」によると、令和2年度は391万円だったのに対し、令和3年度は396万円・令和4年度は417万円と、上昇傾向で推移しているのです。(平均年齢46歳・勤続年数10.5年)
■土木作業員が収入を上げるためには?
土木作業員が年収を上げるためには、資格を取得することが最も近道で確実な方法です。土木に関連した資格として、作業主任者・車両系建設機械(ブルドーザー・パワーショベルなど)運転技能者・玉掛技能講習・CADなどがあります。
作業主任者は、法令で定められた作業を行うのに配置が必要な職務であり、免許試験での合格もしくは技能講習の修了が必要です。車両系建設機械は、危険度の高い作業として免許取得・技能講習修了・特別教育修了のいずれかが必要です。玉掛け技能講習は、クレーンなどで荷を吊り上げる一連の作業に必要な知識を取得します。CADはデジタルを使って設計を行うソフトウェアであり、人手不足が叫ばれる建設業で需要が見込まれる資格です。
スキルをさらに高めて年収を上げるには、土木施工管理技士の国家資格を取得するのも方法のひとつです。公共工事の受注に必要な監理技術者や主任技術者になるために必須とされており、仕事の幅も広がります。
■まとめ
ここで解説してきたように、土木作業員は、企業や地域によって年収が大きく変わります。安定した収入を確保したいのであれば、待遇の整った企業で働くことが近道といえるでしょう。
加藤土建では、未経験での入社でも、32万円の初任給からスタートします。ボーナスは年3回支給(賞与2回+決算賞与)しており、初年度から400万円以上の年収が見込める企業です。弊社の仕事の95%は公共工事であり、景気に左右されないため仕事量は安定しています。給与面と精神面の両方で、安心して働けるのも、弊社の強みです。
資格取得待遇制度を設けているほか、建設業では珍しく完全週休二日制を採用しております。残業は多くても月10時間前後・休日も年間120日以上と、働き方改革に積極的に取り組んでおります。未経験での入社も大歓迎しており、少しずつ仕事を覚えていただきますので、安心して入社できます。
弊社では、現場監督をはじめさまざまな場面で女性社員が活躍しております。経験や性別に関係なく、誰でも働きやすい環境を整えており、福利厚生も完備しております。人間関係の良さは弊社の自慢であり、離職率の低さがその証となっています。
土木作業員としてスキルを高めていきたいと考えている方・給与面で納得のいく会社を探している方は、ぜひ加藤土建で一緒に働きませんか。皆様のご応募をお待ちしております。
https://recruit.careecon.jp/co/kato-doken
関連記事
話題の土木女子「ドボジョ」とは? 土木業界で活躍する女性の実態を詳しく解説します!
土木作業員に向いている人はどんな人? 仕事内容から工事現場に適した服装まで解説!
土木業界の現状と将来性は?人口減少、少子高齢化の影響や、需要が拡大する理由を解説
土木技術者におすすめの資格5選を解説!土木関連の資格取得でキャリアアップを実現
土木施工管理のホワイト企業はある?見極め方を徹底解説