若者が建設業から離れるのはなぜ?当たり前と思われるその理由と対策について解説!  

皆さん、こんにちは。神奈川県川崎市周辺で公共事業を中心として60年以上地元で土木工事・上下水道管工事を行っている加藤土建株式会社です。


建設業界では、若者離れが進んでいます。若者離れが進む理由にはさまざまなものがありますが、とくに「仕事がきついから」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。


しかし、建設業界を取り巻く環境は変わりつつあり、現在では多くの事業所で働く環境の見直しを行っています。


弊社でも新3Kについての取り組みやSDGsへの取り組みについてさまざまな施策を実践しているので、土木作業に興味があるという人はぜひ、お問い合わせください。


本記事では、建設業界で若者離れが進む理由や建設業界で働くメリットなどを詳しく解説します。建設業界に興味がある、キャリアアップできる環境で働きたいという人はぜひ、参考にしてみてくださいね。


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■建設業で若者離れが進む理由


建設業界では、仕事に対するマイナスのイメージが根強く、多くの企業で若者離れが進んでいます。


そのため、ベテランの技術を継承できない、人手不足などの課題が挙げられています。今後人材を呼び込むためには、なぜここまで若者離れが進んでしまっているのか、その原因を把握しておくことが大切です。


建設業界で若者離れが進む理由として挙げられるのは、3Kのイメージと労働環境の悪さです。ここでは、なぜそのようなイメージがあるのかを詳しく解説します。



・3Kのイメージ

土木作業には、きつい・汚い・危険といった3Kのイメージが強いという人も少なくありません。実際に、真夏の炎天下での作業や、真冬の寒い時期の屋外での作業など、環境的に厳しい面があります。重たいものを持ち運ばなければならないなど、体力も必要になる仕事です。


また、高所での作業などは危険を伴うこともあるでしょう。そのため、どうしても「体力的にも肉体的にも厳しい仕事」というイメージがついてしまい、年を取ってきて体力や将来に不安が出てくると早めに退職を、と考える人もいます。



・労働環境の悪さ

建設業界は、労働環境が悪いというイメージもあります。とくに、労働時間が長い・休日が少ないなどが挙げられるでしょう。


実際に、年間の総実労働時間は、厚生省の統計によると全産業の中でも90時間ほど長いことがわかっています。


また、休日に関しても週休2日が取れない場合も多く、有給休暇にしても申請したからといって必ずもらえるとは限りません。建設業界は人手不足であることが多く、工期を伸ばすこともできない場合が多いためです。長い労働時間や休日の少なさは、若者離れの理由になります。




■建設業の若者離れを改善するために必要なこと


ここまでは、建設業界で若者離れが進んでいる理由について解説してきました。若者離れを受けて現在の建設業界では、積極的に改善が行われています。


採用に関しては、たとえ未経験であっても、やる気があるなら大歓迎という会社も少なくありません。ここでは、建設業界の行っている取り組みについて詳しくみていきましょう。



・積極的な働き方改革

建設業界では、積極的な働き方改革が行われています。2024年4月には「働き方改革関連法(関連する8つの法改正の総称)」が建設業界にも適用されるため、なおさらです。


いわゆる2024年問題といわれるこの働き方改革関連法は、労働環境の改善や公正な待遇の確保、生産性の向上などを目的として設立されました。


これまでは建設業界にはすぐに対応ができない、という理由で5年間の猶予期間が設けられていました。しかし、2024年には適用され、労働時間の上限規制が設けられるため、今後は長時間労働ができなくなります。


違反すると罰則もあるため、これを機に働き方改革を行う企業も少なくありません。労働環境の改善における重要なポイントとしては、週休2日制度を普及させること、長時間労働の是正などが挙げられます。


業務をデジタル化することによる効率化と、生産性の向上を行っている企業もあります。積極的な改革は、若者を繋ぎとめることにもつながるといえるでしょう。



・給与の改定

建設業界は、さまざまな業種と比べると平均年収は高く思われがちですが、労働時間の長さや休日の少なさを考えると、そこまで条件が良いというわけではありません。


そのため、給与が改定されると、若者離れが少なくなるでしょう。どの程度改定されるのかは企業にもよりますが、条件によっては新規で若者を雇用することも可能です。




■若者離れが当たり前の建設業で働くメリット


建設業界は若者離れが当たり前とされていますが、働くメリットもあります。建設業界はやりがいのある仕事が多く、将来性もあります。


また、資格の取得などでキャリアアップが可能な業界であり、若いうちから高収入を目指すことが可能な業界でもあるからです。ここでは、建設業界のメリットについて詳しくみていきましょう。



・AIが代替となりにくい

建設業界は、AIが代替となりにくい仕事がほとんどです。そのため、事務職や飲食店のスタッフなど、AIがどんどん進化していくことに不安を覚える職業であれば、転職するのもおすすめです。


特に建設業における管理施工の仕事などは、高度な知識だけでなく、他人とのコミュニケーション能力も求められるため、AIの導入後も業務が減りにくい職業です。


そのほか、携わった仕事は後世まで残る道路や建物であることが多く、完成した建築物を見るとやりがいや誇りが感じられます。


家族や知り合いに「自分が建てた建築物だ」といえるのは、魅力的といえるでしょう。また、仕事自体も増えることはあってもなくなる心配はありません。


新しい建築物はもとより、高度成長期に建築された橋や道路、建物のメンテナンスや解体作業などもあるからです。


今後ますます需要が増えることが予想されているため、将来性のある仕事といえるでしょう。



・高収入が期待できる

建設業界では、資格を取得したり経験を積んだりすることで、キャリアアップの機会が多くあります。


とくに資格は重要であり、大きな工事を担当できる資格の取得をすることによって、給与がアップします。


また、会社の規模によっても収入が変わってくるため、資格を取得して経験を積むことによってより条件の良い会社に転職することもできるでしょう。


特に施工管理などの資格を取得していると、どの会社からも必要とされるだけでなく、待遇面でも優遇されることが多いためおすすめです。




■まとめ

建設業界は、若者離れしやすい業界ですが、加藤土建株式会社では新3Kへの取り組みを行い、働きやすい環境を整えています。


特に休日に関しては、完全週休2日制を採用しているため、ライフワークバランスを重視する人にも働きやすい環境といえるでしょう。


残業もほぼなく、あったとしても月10時間前後となっています。そのため、働きながら資格を取得してキャリアアップを目指したいという人にもおすすめです。


業務に必要な資格であれば、資格取得費用を会社で負担する資格取得待遇制度などもあるため、未経験や無資格であっても安心して働くことができる点が魅力です。


また、身近でできるSDGsの取り組みにも力を入れています。「かながわプラごみゼロ宣言」および「私たちの環境行動宣言 かながわエコ 10」に賛同し、プラごみ削減にも取り組んでいます。


定期的に月1~2回、近隣道路の清掃を行い、現場回りもきれいに清掃しているのも弊社の特徴といえるでしょう。


SDGsの取り組みに関して地元企業との交流の中で課題解決のための情報交換なども行っています。建築業界に興味があるという人は、ぜひ一度、お問い合わせください。

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