皆さん、こんにちは。神奈川県川崎市を拠点として、公共工事をメインに土木工事・舗装工事・上下水道管工事などを手掛けている加藤土建株式会社です。
土木工事で携わる仕事は、道路・橋・トンネル・空港・ダムなどの建設や、河川改修・土地の区画整理など多岐に渡ります。仕事の規模が大きいことから、土木の仕事は稼げるとの声を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。特に、これから土木工事の仕事に携わろうと考えている方は、仕事の実状や給与事情などが気になるでしょう。
そこで今回は、土木工事の実態や土木施工管理技士の仕事・土木工事の仕事に向いている方について解説します。土木工事の転職を検討している方はもちろん、土木施工管理技士を目指している方もぜひ参考にしてみてください。
■土木施工管理技士の仕事は本当にきつい?
土木工事は公共インフラの整備に欠かせない仕事ですが、土木工事を含む建設業全体で、人手不足が叫ばれて久しいのが現状です。土木工事の現場監督である土木施工管理技士の仕事は、どのような点できついと感じる場面が多いのでしょうか。
◆残業や休日出勤がある
建設現場では、工期の遵守を最優先に考えなくてはなりません。多くの現場で余裕のない工期が設定されているうえ、悪天候やトラブルなどで作業がなかなか進まないと、残業や休日出勤により遅れを取り戻して工期を遵守する必要があるのです。
建設業では、他の産業に比べ週休2日制の導入が遅れていますが、適正な工期が確保できない現状は週休2日制の定着もなかなか進まない要因となっています。
◆転勤や出張が多い
土木施工管理技士が関わる仕事は公共工事が多く、全国展開している企業では出張だけでなく遠方への転勤も珍しくありません。転勤の間隔は、工事に合わせて短時間ごとに行われる場合もあれば、年単位で同じ場所に赴任する場合もあります。
転勤は、家族がみんなで引っ越しする場合もあれば、子供の学校などの関係で単身赴任となる家庭も多く見られます。同じ地域で腰を据えて働きたいと考えている方にとっては、転勤や出張の多さはきついと感じるでしょう。
◆事務処理作業の仕事が多い
土木施工管理技士が多く関わる公共インフラの仕事は、国や地方自治体から発注されています。民間企業からの依頼に比べ、事務処理作業が煩雑になっており、手順や様式に沿っていくつもの段階を踏みながら書類作成をしなくてはいけません。
現場から事務所に戻ったのち、書類作成の業務にあたることも珍しくなく、作成する書類の内容は施工計画書・施工図・打ち合わせ資料・国や地方自治体へ提出する書類・発注書類・請求書・報告書類など多岐に渡ります。
◆体力的な負担がかかりやすい
先述したように、土木工事の現場では、土木施工管理技士は現場監督の役割を持っています。1年を通して屋外で工事を行うため、夏場は灼熱の太陽のもと熱中症対策をとりながら作業をする一方、冬場は極寒の環境で万全の寒さ対策が必要です。これらの影響で、体に大きな負担がかかるのも、仕事がきついと感じる要因となっています。
公共工事の中でも、道路工事は交通状況に考慮し夜間作業が多く、生活リズムが不規則になることで体調管理も難しくなってしまいます。
■土木施工管理技士のやりがい
ここまで、土木施工管理技士の仕事できついと感じる場面をご紹介してきましたが、その分やりがいも十分に得られます。土木施工管理技士のやりがいを知っておくことで、仕事に対する意欲がわいてくることでしょう。
◆公共性が高く地域に貢献できる
インフラ整備が中心となる土木工事は公共性が高く、地域の人々の生活に密着したやりがいのある仕事です。毎日の生活に欠かせない道路・トンネル・鉄道・水道などのインフラ工事は、大規模で過酷な仕事であるものの、少しずつ出来上がっていく姿を目の当たりにしながら仕事を進められます。進捗や成果を肌で感じながら仕事をできるのは、土木施工管理技士ならではのやりがいと言えるでしょう。
◆経験に見合う給与が得られる
厚生労働省が発表している職業情報提供サイト「jobtag」によると、土木施工管理技術者の賃金の全国平均は603.9万円となっています。給与所得者全体の平均給与が458万円であることから、土木施工管理技術者(土木施工管理技士を含む)の給与は平均よりも高いことが分かります。
土木施工管理技士の仕事は責任が重く、労働環境が厳しい一方で、スキルや経験を磨くことで給与アップが見込まれるのです。自分の努力に合った給与が得られる点でやりがいを感じている管理技士も多くいます。
◆土木工事の安定性
先述したように、土木施工管理技士が携わる土木工事は、人々の生活に必要不可欠なインフラを支えるための工事です。新たなインフラの整備だけでなくインフラの老朽化による改修工事の需要も高まっているほか、建築工事の土台にもなっていることから、土木工事は需要が安定している仕事なのです。
また、高齢化に伴う人手不足で、DXやAI・ICTなどの先端技術導入も進んでおり、将来性も見込まれるため、土木工事の仕事がなくなることはありません。
■どんな人が向いてる?
土木施工管理技士の仕事は、どのような人が向いているのでしょうか。ここでは、主に4つのタイプをご紹介しますので、土木施工管理技士の仕事と照らし合わせながら、自分に向いているのかを見てみましょう。
◆計画を立ててから物事に取り組む人
土木工事では、工期内に工事が終わるよう、立案した工事計画に沿って工事を施工します。悪天候やトラブルがあっても臨機応変に計画を立て直し、工期内に終わらせるためには、計画的に仕事を進めたい方が向いています。
◆コミュニケーションを取ることが得意な人
土木施工管理技士は、現場の指揮管理を行うだけでなく、取引先や作業員とのコミュニケーション能力も重要です。さらに、行政機関に書類を提出したり、地域住民に向けて説明会を行ったりするなかでも、適切にコミュニケーションをとる必要があります。
多くの人たちとコミュニケーションをとるなかで、性格や価値観・仕事の進め方などの違いによりトラブルや軋轢が生まれる事態は避けられません。だからこそ、土木施工管理技士のコミュニケーション能力が重視され、相手の立場に立ちながらも意見をしっかり伝える能力が求められます。
◆マルチタスクをこなせる人
土木施工管理技士の業務範囲は多岐にわたります。現場で打ち合わせをしながら工事の進捗状況を確認したり、事務作業をこなしながら工事の段取りを決めたりと、複数の業務を同時進行で進めるケースも少なくありません。
マルチタスクをこなせる人は、これらの状況にも冷静に対処でき、幅広い業務を進めることができるのです。
◆体力に自信がある人
土木工事の現場は、夏場や冬場の屋外作業はもちろんのこと、夜勤がある現場では生活リズムが不規則になったり、急なトラブルによる長時間労働が発生したりするものです。体力勝負の仕事と言っても過言ではなく、過酷な環境で仕事ができる体力が求められます。
また、現場で体調不良による思わぬ事故が発生しないよう、日頃の健康管理をしっかりと行うことが大切です。
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今回ご紹介したように、土木施工管理技士は責任が重く、体力的な負担もかかりやすい仕事ですが、安定した仕事で大きなやりがいを感じられます。ご自身が土木施工管理技士の仕事に向いていると感じた方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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