建設キャリアアップシステム(CCUS)で描く、未来の働き方!若手が安心してキャリアを築ける建設業界とは?  

皆さん、こんにちは。神奈川県川崎市で、土木工事・舗装工事・上下水道管工事などを手がけている、加藤土建株式会社です。


近年注目を集めている建設キャリアアップシステム(CCUS)は、具体的にはどのようなシステムなのかよくわからないという方もいるでしょう。この記事では、建設キャリアアップシステム(CCUS)の概要やメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。



■建設業界の新しいスタンダード「建設キャリアアップシステム(CCUS)」とは?



参照:建設業振興基金「建設キャリアアップシステム」より


「建設キャリアアップシステム(CCUS)」とは、建設業で働く技能者の資格や現場での就業履歴などを記録・管理し、技能の公正な評価や工事の品質向上、現場作業の効率化などにつなげることを目的としたシステムです。国土交通省が手動で導入が進められ、一般財団法人建設業振興基金が運営主体となっています。


2019年に導入が本格スタートし、累計技能者登録者数は2024年時点で100万人を超えており、国土交通省は今後さらなる義務化も検討しています。


CCUSは、まず技能者の氏名や生年月日、保有資格、就業履歴などを登録することで、顔写真付きのICカード(CCUSカード)が発行される仕組みです。発行されたCCUSカードを技能者が現場の入退場時にリーダーにかざすことで、就業履歴が自動的に記録されていきます。


建設事業者は技能者の情報を一元管理でき、登録された情報を基に技能者の能力をレベル分けして評価し、現場管理の効率化に役立てることが可能です。



■CCUSのメリット・若手が長く安心して働ける環境へ



参照:建設業振興基金「建設キャリアアップシステムのメリット」より


CCUSのメリットは主に次の4つです。それぞれについて解説します。


◆1. キャリアが「見える化」する

これまでは、建設業で働く技能者は自身の経験や経歴、技能などを証明しにくく、曖昧になりがちでした。しかし、CCUSを導入することで、現場での作業日数や保有資格が自動で蓄積されるため、経験や経歴、技能などが見える化され、客観的に証明できるようになります。


自身のスキルレベルが明確に可視化されるため、自分の成長も実感しやすく、技能者にとっても自信やモチベーションの向上につながるでしょう。


◆2. 処遇が正当に評価されやすくなる

スキルレベルやキャリアデータが可視化されると、能力評価に応じた賃金・待遇の改善にもつながります。職長経験年数や特定の安全教育を受けた実績なども明確になるため、成果に応じた待遇が実現しやすくなります。


若手の技能者にとってもメリットが大きく、年功序列だけに頼らないキャリア形成にも役立つでしょう。


◆3. 転職・異動でもキャリアが引き継げる

CCUSに蓄積されたスキルレベルやキャリアデータは、転職や異動をした際にもそのまま引き継ぐことが可能です。前職での経験や保有資格などがデータとして明確に残るため、転職などで再スタートをする際にもスムーズに評価されやすくなります。


◆4. 公共工事でもCCUS対応が当たり前に

国や地方自治体が発注する公共工事では、CCUSに対応していることが入札条件や加点項目になってきています。CCUSを導入している企業は受注機会が増えて経営が安定し、結果的に働く人の待遇も向上していくという好循環が期待されています。


建設業界は、他の業界に比べて資格制度などが比較的整備されている業界です。さらにCCUSの導入によって、転職や独立などの際にも技術者の経験や保有資格を明確に可視化することで「転職して給料が下がった」などの事態を防ぐことにつながります。建設業界のDXは発注者のみならず、働く人すべてに大きなメリットをもたらしています。


加藤土建では、建設キャリアアップシステム(CCUS)をいち早く導入し、共に働く仲間たちがより安心して仕事に集中できる環境づくりに取り組んでおります。弊社での働き方などはコチラで詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。


加藤土建の働き方


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■建設業界の未来は明るい?AI時代でも求められる“人”の技術



建設業界の仕事は、今後AIやロボットに多くの仕事を奪われてしまうのではと思っている人も多いかもしれません。しかし、実際には人の判断や経験が求められる仕事が多いため、まだまだ人が行わなければならない仕事が多いです。


たとえば、橋梁やトンネル、水道管などのインフラの老朽化に対応した工事や、震災復旧や防災インフラの整備、スマートシティや再生可能エネルギー関連の新設工事などは、高いニーズがあります。


今後はCCUSとデジタル施工(BIM/CIM)を組み合わせるなど、データを活用した働き方改革も加速することが予想されます。若いうちから建設業界に入れば、将来的に現場リーダーや施工管理、設計職など、幅広いキャリアが描けるでしょう。



■川崎市の加藤土建はCCUSを活用し、働きやすさとキャリアを両立



神奈川県川崎市を拠点とする株式会社加藤土建では、CCUSの導入を積極的に推進しています。弊社では、技能者の成長支援と公正な評価を目的に、以下のような取り組みを実施しています。


1. CCUSによる人材育成の仕組み化

技能者のスキルや現場経験をCCUSで一括管理し、実績に応じた昇給制度や資格取得支援制度を整備しています。また、若手社員に対してキャリア面談や進捗共有を実施しており、社員は自分の「キャリア地図」をもちながら、着実にスキルアップしています。


2. 「労務費見積り尊重宣言」企業としての姿勢

加藤土建は、国土交通省が推奨する「労務費見積り尊重宣言」企業です。これは、技能者の賃金を適切に評価し、全産業平均レベルに近づける処遇改善に取り組む企業に与えられる認定です。


安心して働くためには「がんばりがきちんと評価される職場」であることも大切な要素といえます。加藤土建では、「稼げる」「休める」「安心できる」を大切にし、社員一人ひとりが生活の安定とキャリアの充実を両立できる職場づくりに本気で取り組んでいます。建設業界で「安心・安定・やりがい」のある未来を共に描きましょう!


CCUSはただの制度ではなく、「建設業界を次の時代へつなぐインフラ」です。今から建設業界に飛び込めば、スキルを磨きながら「見えるキャリア」を着実に築けます。とくに、川崎市のような都市開発の拠点では、公共工事や再開発、交通インフラ整備など、スケールの大きな仕事に関われるチャンスも豊富です。


CCUSは、技能者にとっては自身のスキルやキャリアを証明でき、キャリアアップや処遇改善につながります。また、建設事業者にとっては技能者の情報を一元管理でき、現場管理の効率化が図れるため、双方にメリットのあるシステムです。今後もさらに導入と活用が進むことが期待されます。


神奈川県川崎市を拠点とする株式会社加藤土建では、一緒に働く仲間を募集しています。弊社の想定年収は初年度から400万円、ボーナスも年3回支給と、業界の中では給料が高い会社です。


また、「プライベートの充実なくしては働くモチベーションを高められない」という考えから、年間休日は120日確保しています。弊社では未経験の方でも安心して働けるよう、教育カリキュラムも整備しています。未経験入社で活躍している社員も多数いますので、ご安心ください。


少しでもご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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