皆さん、こんにちは。
神奈川県川崎市で、土木工事・舗装工事・上下水道管工事などを手がけている、加藤土建株式会社です。
建設業界は、少子高齢化により新築着工戸数が減少傾向にあることが問題視されています。
しかしその代わりに増えているのが、修繕工事や改修工事。
こうした工事のニーズが多いため、今後も建設業界、とりわけ土木業界は安定していると言われています。
ただ修繕工事と改修工事ってよく聞くけれども何が違うんだろう……と疑問に思いますよね。
今回は、似ているようで実は違う二つの工事内容を解説。
土木業界に転職したいという人は、必読です!
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■修繕工事と改修工事の違いとは?
「修繕工事」は、経年で生じた劣化や損傷を直して工事をした時の状態に戻すことを意味します。
一方で「改修工事(改良工事)」は、単に直すだけでなく、新設当時よりも性能・機能をアップグレードさせるための工事を指します。
「修繕」や「改修」は建築工事でよく使われる用語ですが、土木工事でも使われます。
たとえば大切なインフラである、道路の舗装工事を例に挙げてみましょう。
・道路工事における「修繕工事」とは?
道路における「修繕工事」は、損傷した道路の舗装や修復を行います。
道路に損傷があると、交通事故が起こるリスクも否めません。
こうした事故を防ぐためには、「修繕工事」が欠かせないのです。
道路に使われている材料は、コンクリートやブロックなどもありますが、日本ではアスファルトが一般的。アスファルトは経年劣化や、車の走行部に繰り返し荷重がかかることで、ヒビが入ります。
また幅が大きい道路では舗装のつなぎ目ができるので、施工時の接着不良や転圧不足でヒビ割れが生じることがあります。
また、ヒビ割れが進行して発生するポットホールという穴あきも。
これはもはや事故の部類に入りますが、路面下の上下水道やガス配管などが原因で、空洞が発生して道路が陥没するということも。
軽微なヒビ割れはシール剤を注入したり、コーティング材で道路表面にシール層を設けたりしますが、状態に応じて表層からさらに下の基層や路盤下など、適切な深さにアスファルト舗装を舗設します。
・道路工事における「改修(改良)工事」とは?
土木では改修よりも改良という言葉をよく使います。改良工事とは、より使いやすい道路に変える工事のこと。
たとえばバリアフリー化や拡張工事などが、該当します。
バリアフリーは障害がある方が社会生活を営むうえで、バリア(障壁)となるものを取り除くこと。
道路ですと、具体的には幅員を2m以上にしたり、雨水が地上に溜まらないように地下に浸透する構造にする工事が挙げられます。
また車道と歩道の段差を小さくしたり、点字ブロックを設置したりすることもあります。
拡張工事は道路の幅を広げたり、車線を増やしたりする工事のこと。
狭い場所が解消されるので、交通事故のリスクを減らすことが可能です。
自動車の流れもスムーズになり、渋滞も解消されるといったメリットがあります。
■これも知っておきたい豆知識! 建築用語としての「修繕工事」と「改修工事」
土木工事における「修繕」「改修(改良)」を解説しましたが、専門家でなくとも、日々の暮らしのうえで「修繕」と「改修」がどのようなシチュエーションで使われるか知っておくのもムダではありません。
というのも、「修繕」と「改修」は、マンションの大規模工事でよく使われる言葉なのです。
街を歩いていると、かなりの確率で周囲に足場を組まれたマンションを見る機会がありますよね。
あれは「大規模修繕」をやっているのです。
建物は経年劣化が必ず起こるもの。
不具合が発生すると、修理や部材の交換などをして問題なく仕様できるレベルに性能を回復します。
そしてマンションでは日常的な使用で起きる修繕と、10数年に一度の割合で建物の維持管理を目的とした大掛かりな計画修繕が行われ、これを「大規模修繕」と言います。
一方で建物全体の性能・機能をアップデートして、資産価値を高める「改修工事」を行う場合もあります。道路工事でご紹介したバリアフリー化もその一つ。
現在の基準に見合うように進化させ、暮らしやすさや資産性を高めるのです。
■「修繕」も「改修」も! インフラ整備は国が率先して取り組み、ニーズが増大!
さて、土木の「修繕」「改修」に関して、タイムリーな話題をご紹介しましょう。
上水道を管轄する省庁は、どこかご存じですか?
実はこれまでは厚生労働省が担ってきたのですが、この4月から、国土交通省と環境省に移管されることになったのです。
水道行政が移管されるのは60年ぶりのこと。業界では大きな話題となりました。
改革の理由の一つには、厚労省がこれから新型コロナウイルスのような感染症対策に注力していくことが挙げられますが、水道の老朽化や耐震化の低さも深刻な問題でした。
2021年末時点で、耐震性のある水道管(導水管や送水管のような基幹管路)の割合は、わずか40%強。
つまり全国で耐震に適合している水道管は4割しかない、という状況なのです。
こんな状況で、南海トラフ地震や首都直下地震などが起こったら、どうなってしまうのか。
自然災害に対して強靭な国づくりをする取り組みとして、水道は管轄を国交省に移して改善していこう……という試みなのです。
いわば、餅は餅屋に、ということですね。
加藤土建も公共工事として水道管の修繕や改修に携わりますが、水道は道路と同じく生活を支える大切なインフラ。
修繕も改修も国をあげた取り組みとして、この先もニーズが増大することが見込まれています。
加藤土建は一緒に働く仲間を募集しています!
未経験者でも大丈夫、土木というやりがいのある仕事で、社会に貢献しませんか?
このように土木の仕事は、新築だけでなく修繕も改修も引く手数多!
そして神奈川県川崎市に拠点を置く加藤土建では一緒に働く仲間を募集中です。
未経験での入社でも、32万円の初任給からスタートします。
ボーナスは年3回支給(賞与2回+決算賞与)しており、初年度から400万円以上の年収が見込めるという、業界の中ではお給料が高い会社です。
仕事の95%は公共工事なので、景気に左右されないため仕事量は安定しています。
給与面と精神面の両方で、安心して働けるのも、弊社の強みです。
資格取得待遇制度を設けているほか、建設業では珍しく完全週休二日制を採用しております。
残業は例え多くても月10時間前後・休日も年間120日以上と、働き方改革に積極的に取り組んでおります。
未経験での入社も大歓迎しており、少しずつ仕事を覚えていただきますので、安心して入社できます。
サポート体制にも定評があり、無理なく成長していける安心の職場環境です。
特に資格試験やキャリアアップは、一人で勉強するよりも先輩に教わるのが近道。
自分たちの仕事に誇りをもち、この業界での仲間を増やしたいと真摯に仕事に向き合っている先輩たちが、資格試験のコツも伝授します。
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どうぞお気軽にお問い合わせください!
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