皆さん、こんにちは。神奈川県川崎市を拠点として、土木工事・舗装工事・上下水道管工事などを手掛けている加藤土建株式会社です。
私たちの暮らしを支える舗装工事ですが、実はどのような工事なのかわからないという方が多いのではないでしょうか。舗装工事は、表面にアスファルトやコンクリートを敷いて終わりではありません。アスファルトやコンクリートの下は、路盤や路床といったいくつもの層で構成されています。これらによって、耐久性や安全性が高い道路ができるのです。
今回は、舗装工事の役割や舗装方法の種類、将来的な需要まで詳しくご紹介します。
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■舗装工事とは?
舗装工事とは地盤面下を締め固め、表面にアスファルトやコンクリートなどを敷き固める工事です。
道路はいくつかの層で構成されています。アスファルトでできている表層と基層、その下に主に砕石でできている路盤、最後が路床(ろしょう)です。路床は地面を掘り下げ、地ならしをして、堅くした地盤のことです。厚さは約1mで、最後に荷重を受ける重要な役割を持ちます。それぞれの層は、アスファルト乳剤という接着剤で密着しています。
道路作りでは、まず路床工事から始めます。路床工事は重機を使用し、しっかりと土を締め固めます。最後の砦と言われるほど、重要な工事です。
次に路盤工事です。路盤工事は道路の交通荷重を分散させ、負荷を小さくするためのクッションのような役割を持ちます。路盤工事の後は基礎工事を行い、最後に表層工事をして完成です。
普段はアスファルトやコンクリートを目にしていますが、その下にはいくつもの層が重なり道路ができているのです。
舗装工事の目的はいくつかあります。まずは走行性や快適性です。道路の損傷が激しい場合、自動車の損傷、歩行者の転倒事故などさまざまなトラブルを引き起こします。また、砂利道の場合は砂塵が舞ったり、雨天時のぬかるみや泥はねが発生したりします。
舗装工事をすることで走行安全性があがり、環境に左右されることなく人や自動車が快適に通行できるようになるのです。舗装工事には人々の暮らしを守る大切な役割があります。
そして道路は、大型車両が日常的に走行するだけではなく、雨や雪、紫外線という環境の影響をも受けやすいため、劣化が進みやすいでしょう。舗装工事では、過酷な環境下でも走行性を保つ耐久性が求められます。
他にも、景観の改善という目的もあります。舗装されていない道路では、泥や粉塵により景観が悪くなります。舗装工事によって、美しい景観を維持するのです。
■舗装工事の種類
舗装工事とひと口に言っても、種類はいくつかあります。ここからは、4つの種類についてご紹介します。
・アスファルト舗装
アスファルト舗装とは、アスファルトに骨材(砕石、砂など)を加えて加熱後、道路に敷いてローラー転圧する舗装方法のことです。国内のほとんどの舗装道路では、アスファルト舗装が採用されています。
アスファルト舗装のメリットは施工時間が短く、施工費用が比較的に安いことでしょう。防水性や透水性が優れているので、道路に水たまりができにくいという特徴もあります。
ただし直射日光により、表面温度が上昇しやすいことがデメリットです。高温状態が続くと、アスファルトの変形をまねきます。アスファルトに蓄積された熱を夜間も保持するヒートアイランド現象を引き起こすこともあります。
また、アスファルト舗装は耐久性が低いので、定期的なメンテナンスが必要です。
・コンクリート舗装
コンクリート舗装はその名の通り、コンクリートを使用する舗装方法です。近年では、アスファルト舗装のデメリットを考慮して、コンクリート舗装を取り入れることが増えています。
コンクリート舗装のメリットは、表面温度が上昇しにくいことです。耐久性や耐熱性が高いので、メンテナンスの頻度や費用を抑えることができます。
コンクリート舗装の高い耐久性から、駐車場や高速道路の料金所で採用されることが多いです。またコンクリートは明るい色合いなので視認性が高く、多くのトンネルで使用されます。
メリットはいくつもありますが、施工に手間がかかり、工期が長くなるというデメリットがあります。費用が高く、追加工事も難しいでしょう。
・コンポジット舗装
コンポジット舗装は、アスファルトとコンクリートのメリットを併せ持つ舗装方法です。上層にアスファルト混合物、下層にセメント系を用いています。走行性や快適性、耐久性に優れているため、長寿命化が期待できます。修繕しやすいこともメリットです。
コンポジット舗装は、高速道路やバイパス道路、空港の滑走路、トンネル内などで採用されます。
・特殊舗装
特殊舗装は、目的に合わせて舗装を施す工事です。特殊舗装には着色舗装、排水性舗装などさまざまあります。
着色舗装は材料に着色料を混ぜて 道路の表層の色を変える舗装方法です。歩道や公園、バスレーン、テーマパーク、ショッピングセンター、タクシー乗り場などで採用されています。交通の視認性を高めるために、使用することが多いでしょう。
排水性舗装は雨水を路肩に排水することで、道路に水たまりができなくなる舗装方法です。これにより、雨の日も走行性が向上します。
特殊舗装は、目的に合わせた舗装ができる反面、専門技術が必要なので費用が高くなります。
■舗装工事の将来性は?
日本では、道路や橋梁などのインフラの老朽化が進んでいます。そのため、これらのインフラの更新や補修・改築工事が欠かせません。舗装工事も、これらのインフラ整備に欠かせない工事であるため、需要が拡大すると予想されます。
日本では人口減少が進む一方で、都市部への人口集中が続いています。都市開発では、道路や駐車場などの舗装工事が必要となります。また、舗装工事には、新規の道路舗装だけでなく、歩道のバリアフリー化や補修工法などの多様な工事があります。日本では少子高齢化が進んでおり、高齢者や障害者の安全や利便性を考慮した工事が求められています。災害大国であるため、災害に対する道路の強度、機能性向上も必要です。
このように舗装工事の需要は高まり続けると考えられるのです。
私たちが普段、何事もなく道路を通行できるのは「舗装工事」のおかげです。舗装工事は、道路や駐車場、歩道などの舗装を行う工事です。これらの舗装は、私たちの生活を支えるインフラの一つ。舗装工事によって、安全で快適な道路や駐車場が整備され、人々の生活が向上します。そのため、舗装工事の仕事は、社会貢献ができるやりがいのある仕事と言えるでしょう。
弊社は地域の方々が安心・快適に生活ができるよう、また災害などで大きな事故や被害が起きないように土木工事や舗装工事を実施して います。手掛ける工事はさまざまですが、舗装工事や水道管工事といったインフラ工事を行うことで、地域社会の将来の安心・安全に貢献しています。
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