土木工事の流れとは?工事の具体例と従業員の一日も紹介!

皆さん、こんにちは。神奈川県川崎市を拠点に、公共事業をメインに施工している加藤土建です。


土木工事とは、建設工事における建物以外の部分を担う仕事。建物の基礎工事や造成工事のほかにも、道路や鉄道の建設や水道工事も含まれます。地面より下を施工する工事と考えるとよいでしょう。仕事内容は多岐に渡るため、幅広い知識と技術が必要です。私たちの生活に欠かせない存在であり、安全かつ快適な社会を築くために重要な役割を果たしています。

本記事では、具体的な工事内容や従業員の一日の様子を紹介しますので、土木作業員として働くイメージを膨らませてみてください。


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■土木工事の流れとは?



土木工事の基本的な流れを以下にまとめました。現場によってはイレギュラーなことが追加されることもありますが、進め方は基本的に変わりません。



・現地調査する

その場所の道路状況や水道・電気などのライフラインの整備状況、さらに関連する法規制などを、幅広く調査します。それぞれの項目にかかる予算を算出し、発注者に概算の費用を示します。



・工事プランを立てる

調査結果をもとに、発注者の要望も考慮しながら、効果的な工事プランを立案します。例えば、発注者から「予算を抑えてほしい」といった要請がある場合は、それに沿った提案を行います。



・実施計画

実施計画を立てる際は、現地調査や類似事例の視察、資料収集などの法令調査を行う必要があります。この調査結果をもとに、発注者と業者が基本計画案を検討し、工事費用の積算を含む実施計画を策定します。



・工事を開始

工事を着実に進めていきます。工事の品質と安全を最優先し、近隣の皆様への配慮も欠かしません。工事開始前には、近隣の方々に工事のお知らせをポストに入れるなど、ご理解とご協力をお願いいたします。



・工事完了

まず、社内や行政の検査を受ける必要があります。検査に問題がなければ、発注者に工事完了を伝えます。発注者に引き渡した後、料金を受け取り、一応の工事完了となります。しかし、工事後に何か異常が報告された場合は、すぐに現場に向かって対応しなければなりません。




■土木工事の種類



土木工事は社会を支えるインフラを築く多様な役割を担っています。ここでは土木工事の種類と、それぞれの役割について詳しく解説していきます。



・道路工事

新しい道路の建設と既存の道路の維持管理という2つの主要な工事が行われています。道路の幅を広げるなどの改良工事や、標識やガードレールなどの付随設備の工事も行われていますこれらの工事は、道路インフラの整備と改善を目的としており、安全性と利便性の向上を目指しています。



・公道下の下水道工事

道路の地下に、下水管や排水桝などの設備を設置する工事が行われます。まず、舗装を切断して道路を掘り起こし、下水管や排水桝などの設備を設置します。その際、周辺の土が崩れないよう、土留め作業も行われます。この工事により、道路の地下に必要な設備が適切に設置されることになります。



・土地区画整理工事

土地造成工事は、建物の建設に先立って行われる土地の整備作業です。元の土地の状態に応じて、掘削や土の切り取り、盛り上げなどの作業が行われます。この工事によって、建設に適した平坦な敷地が準備されます。



・河川工事

堤防の建設、水門の設置、川底のしゅんせつ、川底の強化(床止め)など、洪水対策に向けた様々な取り組みがあります。流域の上流部から下流部にかけて、地域の特性に合わせて工事内容が異なります。上流部では地すべり防止や砂防工事も必要となる場合があります。これらの対策は、地域の安全を守るために欠かせない重要な取り組みです。


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土木作業員ってどんな職業?

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■土木作業員の一日の流れ



加藤土建の場合、現場により異なりますが一般的にこのような流れで1日が進んでいきます。


07:30 集合・朝礼

08:00 出発

09:00 作業開始

10:00 小休憩(15分)

12:00 昼休憩(1時間)

15:00 小休憩(15分)

17:00 解散


休憩をいくつか挟むことで、より良いパフォーマンスができるように時間割を設定しています。現場では適宜変更することもあります。




■土木作業員はキャリアアップできる?



土木工事作業員は、キャリアアップの道が広がっている職種の一つです。現場作業からスタートした多くの作業員は、経験を積み重ね、専門技能を磨き、さまざまな役職に就くことが可能です。


例えば、現場主任や監督、プロジェクトマネージャーへと進むことが一般的ですが、これらのポジションは専門的な知識と経験が必要とされます。

キャリアアップのプロセスには、国家資格の取得が役立ちます。特に、「一級土木施工管理技士」「技術士」などの資格は、土木業界で尊敬されるステータスを持っています。これらの資格は、知識とスキルの証明だけではなく、業務の幅を広げることへのパスポートともなります。


さらに、技術革新に伴い、新しい技能やITスキルも重要になっています。ドローンを用いた測量、BIMを利用した建設プロセス管理、GISによるデータ分析といった技術は、効率化を求める現代の土木工事において重宝されており、これらを扱える作業員は市場価値が高まっています。


しかし、キャリアアップするためには継続的な自己投資をしなければなりません。技術、法規、安全規格は絶えず進化し、最新の情報に常にアンテナを張り、勉強を続けることが必要です。実務経験とともに、学ぶ姿勢を持つことが長期的なキャリア構築には欠かせません。


土木工事の現場では、作業員から上層部まで多様な進路が開かれており、それぞれの道には専門的技術やリーダーシップが要求されます。だからこそ、教育とトレーニングに力を入れ、資格取得を奨励する企業も多いのです。土木工事作業員は高いポテンシャルを秘め、キャリアアップは可能であると言えるでしょう。




■まとめ

土木工事は、日常生活を支え、災害から守り、未来への発展を担う根幹となる業務です。現地の緻密な調査からプランの立案、計画の実施、工事の着手に至るまで、一連の流れは社会の安全と快適性を保つために不可欠であり、作業員の一日一日がそれを支えているのです。


加藤土建は、初年度から年収400万円と高水準のほか、年3回のボーナス支給といった待遇が魅力的です。また、年間休日が120日と、ワークライフバランスにも配慮されています。プライベートの時間を十分に確保できる環境であり、働くモチベーションを持続させやすい会社です。


まずは土木作業員として現場で経験を積むことから始めます。その後、現場で学んだ知識を活かし、現場主任やプロジェクトの監督といった役割を担うことができます。監督職になると月給制の待遇となり、現場や監督としての経験を重ねることで資格取得も可能です。実際に20代の新入社員が3年ほど現場で実践を積んだ後に監督職へと昇進しているように、意欲と努力があれば未経験でも着実にキャリアを築いていくことができます。


居心地が良くアットホームな雰囲気で、女性の現場監督も活躍しています。土木工事のプロフェッショナルを目指せる環境で、一緒に成長していきましょう!


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